昨日飲んでる時にすごい良いことを思いついたと思ったのですが、今日改めて考えると、何が良かったんだろうと思いました。なぜでしょうか？

飲んでいる時に良いアイデアが浮かび、翌日になるとその価値がわからなくなる現象は、意外とよくあることです。これにはいくつかの心理的・生理的な要因が関係しています。

アルコールは脳の働きに大きな影響を与えます。特に以下のような効果がアイデアの評価に影響を与えます。

抑制の低下: アルコールを摂取すると、脳の抑制が弱まり、普段は抑え込まれているアイデアや発想が自由に湧き出ることがあります。これが「良いアイデアだ！」と思わせる一因です。普段は考えすぎてしまって判断を保留にするところ、アルコールの作用でそのまま良いと感じてしまうのです。
自信の増加: アルコールは、自己評価を一時的に高める効果があり、飲んでいる間は自分の考えに対してポジティブな感情を持ちやすくなります。その結果、アイデアが素晴らしく思えることがよくあります。
認知の変化: アルコールの影響で、脳の情報処理が変化します。普段は論理的・批判的な思考が働いているのに対し、飲んでいる時は直感的で感情的な思考が強くなり、アイデアの本質を深く考えずに「すごい！」と感じやすい状態になります。

翌日、アルコールが抜けて冷静に戻ると、前日のアイデアに対して再び批判的な目を向けます。この時、理性が働き、アイデアの欠点や現実的な実行可能性を冷静に判断するようになるため、前日に感じた「これはすごい！」という感覚が薄れ、何が良かったのか分からなくなるのです。

アルコールは短期的な記憶にも影響を与えることがあり、飲んでいる時に考えたことを正確に思い出せないこともあります。翌日になっても、その時の感覚や情熱が薄れているため、「何が良かったんだろう？」と感じやすいです。

飲酒中は創造的なアイデアが浮かびやすくなりますが、現実的な面で実行可能かどうかはまた別の問題です。飲んでいる時には自由な発想で「すごい」と感じても、冷静になってそのアイデアを実現する難しさに気づき、アイデアの評価が下がることがあります。

もし「飲んでいる時に良いアイデアが浮かんだ」と感じたら、すぐにメモを取る習慣をつけるのも良い方法です。翌日冷静にそのアイデアを見直し、良い部分や改善できる部分を分析することで、実際に価値のあるものに変えていくことができます。

飲酒中に得られるアイデアは、感情や直感に基づくことが多いので、冷静な思考と組み合わせて活用すると、意外に有用な発見ができるかもしれません。

なるほど・・やっぱり良いこと言いますね！

ありがとうございます！そう言ってもらえると嬉しいです。お酒の席でのアイデア、自由な発想が出やすいので、うまく活用できればさらに面白い発見があるかもしれません。ぜひこれからも飲みながらアイデアメモを残してみてください！何かまた思いついた時は、いつでも相談してくださいね。